読みました。
最近「カンブリア宮殿」に出演されていた日本マクドナルド社長の本。
タイトルからは根性論的な感じを受けますが、実はクールで理論的。
それなのに、なるで直に講演を聴いているようなわかりやすさと温かさがあるのは何故だろうか?と考えたところ、それは、原田社長自身が、現場主義の姿勢を貫いているからだと理解しました。
(グローバル企業であっても)変革のアイデアは現場に眠っているのだなぁ。
特に印象に残ったのが転職について。
原田社長は、中途採用者に対してそれまでとは違う仕事をしてもらう。
一見、前職の経験を活かして・・・ととらえがちですが、そこが危ないと。
例えば、前職で総務だった人間は、まず営業や製造などの現場に配置。
現場を知ることで、会社の良いところを自ら見つけてもらう。
これを、現場に出ずに前職と同じようにしてしまうと、
結果を出そうとする考えも手伝って焦ってしまい、
会社の悪いところしか見えなくなってしまう恐れがある。
そして社内の雰囲気の悪化を招くという経験を数々見てきたそうです。
特に、現実逃避型の転職は危険。同じ失敗を繰り返す。
確かにそう思います。
バランスのとれた生き方教科書のようでオススメです。

