読みました。
小さい会社の経営について書かれた本。
そもそも大きな会社と小さな会社では戦い方が違う。
面白いたとえ話があります。
大きな会社と小さな会社とは自動車と自転車くらいに違う。
大きな会社は自動車。
自転車が踏んだら転倒しそうな凹凸でも転ぶことはない。
また車にはエンジンが付いている。
社長は舵取りだけして、アクセルを踏んだら勝手に前に進んでくれる。
また運転に疲れたら、同乗者に変わってもらえばよい。
ただ大きい車であればあるほど、事故をしたときにまわりを大きく巻き込む。
小さな会社は自転車。
小さな凹凸でも打撃を受け、下手をすると転倒する。
勿論エンジンは付いていないから、全て人力でこぎ続けないと倒れてしまう。
また荷台に社員や設備を載せれば載せるほど、こぐのは大変になる。
そして、こぐのは社長一人しかいない。
ただ事故をしても、まわりを大きく巻き込むことはない。
話は変わりますが、
『そんな本ばかり読んで仕事しよんか?(笑)』
と言われることがあります。
目の前のやらなければいけない仕事は当然やります。
その量は、自分では多く感じていないのかもしれませんし、
これには忙しいとき、忙しくないときのムラがあるように思います。
社長にとって本を読むということは?
“緊急じゃないけど重要なこと”を肉付けしていく地道な修行のひとつである。
っと、僕は思います。
だから読むんです。
修行を重ねることにより、本当の自分の筋肉になっていく実感があります。
これは、よく本を読む方にしかわからない感覚だと思います。